2008年 08月 21日
映画もう1本、「アメリカばんざい」 |
今日見てきたもう1本の映画、「アメリカばんざい」
戦争をテーマにした映画はあまり見たくない、と思っていた。戦争の悲惨さはよくわかっているつもり。けれども、やっぱり見てよかった。
なぜなら、想像を絶する戦争の悲惨さから取り返しのつかない傷を心と体に負った人々が、これ以上自分と同じような目に、未来ある若者たちを合わせないために、懸命に活動しているその姿がとても美しかったから。それを支える周囲の人たちが、強くて優しかったから。
もちろんそれは、悲しみの中のひとつの希望であって、誤った情報や他に抜け出しようのない貧困から逃れるために「よかれと思って」軍に入隊してしまう若者たちが、入ってすぐ涙を流して後悔するような厳しい戦争の実態や、そこから何とか帰還して故郷に帰っても、壊された心と体のためにホームレスになってしまった人たちがあまりに多くいるというアメリカ社会の現実は、やはり心が重くなる。
けれども、この映画は見てよかったと思った。
このページの下のほうで池田香代子さんが書いている推薦文を読んで私は見なくては、と思ったのだけど、本当にそのとおりだったから。
映画の冒頭で、高校生に卒業後の進路の一つとして軍に入隊するとどんなことになるか、自分が入る前に予想していたことと実態はどんなに違っていたかを(高校生たちがその進路を選ばないように)話しに来ていたNGOの男性に、話を真剣に聞いていた高校生の一人が
「あなたはこの話を今、軍の中にいる人たちには話さないのか?」と質問をしていた。
そうしたらその男性は、
「きみの言うことはもっともだ。けれども今もうすでに軍隊に入ってしまった人たちに話すのは、いわば治療にあたる。君たちに話しているのは、予防のためだ。」と応えていた。
私も見ている間に何度か、「この映画をアメリカ人がもっと見たらいいのに」と思った。
けれども、気付かないうちにいろいろな法案が通って、アメリカと一緒に戦争がやれるように、やれるようにという方向に進んでしまいそうな今の日本に住む私たちこそ、予防のために、不幸を未然に防ぐために、この映画を見ておくといいのだと思う。
ビリーズ・ブートキャンプのDVDを持ってる人もみんな、見るといいと思う。
戦争をテーマにした映画はあまり見たくない、と思っていた。戦争の悲惨さはよくわかっているつもり。けれども、やっぱり見てよかった。
なぜなら、想像を絶する戦争の悲惨さから取り返しのつかない傷を心と体に負った人々が、これ以上自分と同じような目に、未来ある若者たちを合わせないために、懸命に活動しているその姿がとても美しかったから。それを支える周囲の人たちが、強くて優しかったから。
もちろんそれは、悲しみの中のひとつの希望であって、誤った情報や他に抜け出しようのない貧困から逃れるために「よかれと思って」軍に入隊してしまう若者たちが、入ってすぐ涙を流して後悔するような厳しい戦争の実態や、そこから何とか帰還して故郷に帰っても、壊された心と体のためにホームレスになってしまった人たちがあまりに多くいるというアメリカ社会の現実は、やはり心が重くなる。
けれども、この映画は見てよかったと思った。
このページの下のほうで池田香代子さんが書いている推薦文を読んで私は見なくては、と思ったのだけど、本当にそのとおりだったから。
映画の冒頭で、高校生に卒業後の進路の一つとして軍に入隊するとどんなことになるか、自分が入る前に予想していたことと実態はどんなに違っていたかを(高校生たちがその進路を選ばないように)話しに来ていたNGOの男性に、話を真剣に聞いていた高校生の一人が
「あなたはこの話を今、軍の中にいる人たちには話さないのか?」と質問をしていた。
そうしたらその男性は、
「きみの言うことはもっともだ。けれども今もうすでに軍隊に入ってしまった人たちに話すのは、いわば治療にあたる。君たちに話しているのは、予防のためだ。」と応えていた。
私も見ている間に何度か、「この映画をアメリカ人がもっと見たらいいのに」と思った。
けれども、気付かないうちにいろいろな法案が通って、アメリカと一緒に戦争がやれるように、やれるようにという方向に進んでしまいそうな今の日本に住む私たちこそ、予防のために、不幸を未然に防ぐために、この映画を見ておくといいのだと思う。
ビリーズ・ブートキャンプのDVDを持ってる人もみんな、見るといいと思う。
by harmony_grass
| 2008-08-21 17:36
| 暮らし