2008年 05月 07日
お米の種降ろし3回目 と、たけのこ掘り |
4月29日に赤目自然農塾の臨時集合日があり、そちらでもお米の種降ろしをしてきました。
再度、川口さんの美しい苗床作りを見て、思いを新たにして安城の田んぼに行ってみると、何だかまた、2つ目に作った苗床が鳥に荒らされている様子…今度は、足あとらしきものがありましたが、種もみが全滅とまではいかずに、少しだけなくなっている様子だったので、そのやり方が正しかったのかどうかはわからないのですが、一部に追加で種もみを蒔いて(覆土はせず、一つずつ指で埋めました)、青草を振りまき、糸張りを少し高くまで立体的にしました。
前回は、細かく糸を張ったのですが、雀のことばかり考えて15センチくらいの高さにしたため、大きい鳥には効果がなかったのかもしれません。
苗床の空間にどんな風に鳥が入ってくるかを想像して、縦横斜め、いろいろな高さに糸を張り巡らせました。きっと今度は大丈夫!やっぱり本当に知恵比べです。
(あるいは、潔く防鳥ネットを買ったほうがいいのかも…?)
そしてまた、珍しい赤米の種もみを頂いたので、苗床をもう一箇所作りました。
「のぎ」という籾の先についた長いとげのような部分が白くなり、実った姿がそれはそれは美しいのだそうです。
それから、27日に植えたさつまいもの苗です。
少し乾燥したお天気が続いていたので、3日に見た時はしおしおで青息吐息な感じでしたが、昨日の雨のおかげか、まわりに青草を追加してかけておいたためか、少し息を吹き返した様子でした。がんばってほしいです。
そしてそして、いちばん最初に作って、一度蒔き直しをした苗床の上に振りかけた草をめくってみると、お米の芽が出ていました!
他の夏草の種が混じらないように、表面の土は取り除いたはずですが、けっこう他のイネ科の雑草の芽もたくさん出ています。(この写真にはあまり写ってないですが)
けれども、お米の芽は他の草と違って、つんとまっすぐ上に向かって伸びており、シュッとしているというか、小さいながらも凛々しい姿です。
この写真では斜めになってしまっているのもあり、少しかぶせた青草が多かったかな…と、この辺これから様子を見ていかなくてはなりませんが、まずはひとまず、芽が出始めてくれたことが、とてもうれしいです!
ところで全くの余談ですが…今日は筍堀りに行ってきました。
名古屋市内某所、個人で所有しておられる竹林に大人、子ども、数人をご招待いただきました。
時期的に少し遅かったらしく、出ている筍の数が少なかったため、参加者の子どもたち優先で
持ち帰られるのを見ていたら、一つも残りがなくなってしまいました。まあ、掘っただけでとても楽しかったし、それはそれでいいや、と思っていたのですが、
「食べられない部分は切って置いて行った方がいいわよ~」
という主催者の方の言葉に、 根元の部分をざっくり切って、放っていかれた方がいました。
私は、どこまでが食べられるかということについて、主催者の方から爪を立ててみてさくっとやわらかそうなところはかなり太くても大丈夫、とお聞きしていたので、打ち捨てられたその部分が気になってしかたありませんでした。
それで友達に、「持って帰る筍がなくなっちゃったけど、でもあれは食べられると思うんだよね、気になるから取って来る!」と言って拾いに行きました。
そうしたら、掘ったまま置き忘れた細めの筍も2本見つけて、ざっくり切られた太い根元の部分3つと合わせ、結局ものすごく大量の筍を持ち帰ることになりました。
さて、友達の家でこの太い根元の筍をたっぷりの米ぬかを入れてゆでてみると…
歯ごたえはしっかりありますが、とてもおいしく食べることができたのでした。
茹でたてを少しスライスしてかじってみた時に、「おいしいじゃん、やっぱりあれは絶対食べれる!!と思ったんだよね~。」と言った時に、私の食べ物に対する動物的なまでの勘、あるいは執着心に、友達は笑いをこらえることができませんでした。
細いほうの先の柔らかい部分はわかめと酢味噌和え、太い部分はメンマ風に味付けをした煮物、他にもいただいたウドのきんぴら、摘みたて新芽のお茶、更に、自宅に帰ってからは、筍の粉がつお煮と、新緑の季節の味覚を満喫した一日でした。
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by harmony_grass
| 2008-05-07 00:07
| 田んぼの様子