2010年 01月 15日
2009年の振り返り その3 |
夏も終わりに近づき、黒豆や大豆などは秋の実りに備えて、葉っぱがいっそうしげしげとしてきました。
この頃だったかもう少し前か、とにかく昨年は雨がぜんぜん降らない時期がありました。「開花の頃、乾燥すると結実が悪くなる」ということで、10月の台風でかなり倒されてしまったこともあり、2009年は安城(全国?)の大豆の作柄は、例年の50%しかなかった、と、つい昨日農家の方からお聞きしました。
ところが、私が植えた場所では、予期せぬ(幸運な?)アクシデントがありました。
ほんとうは、2008年にお米を植えた場所に、水をきって大豆を植える予定でした。
しかし、田んぼの真ん中に掘ってある池との関係で、夏の間中、その場所は水浸し。
湿り気が必要な大豆ではありますが、同時に水はけもよくなくてはならず、そこに大豆を植えることはあきらめました。
そして、真ん中の小高くなっているところに数列植えたのですが、池から染み出した水でちょうどいい湿り具合、かんばつにも関わらず、足元の草々とともに元気に育つことができたのでした。
10月には、枝豆祭り。ずんだもちを作ってみたり、いろんな茹で方を試してみてどれがおいしいかやってみたり、黒豆、茶豆、白い大豆の食べ比べをしてみたり、昨年はほんとうに枝豆を満喫しました。
ちなみに、それぞれに味の個性があり、どれもおいしいのですが、私が枝豆で食べるのに一番おいしいなと思ったのは、茶豆でした。
田んぼのすぐ脇の土手に生えているすすきが、毎年とてもきれいです。
かぼちゃのつるの元気がすっかりなくなった頃、コットンボールがはじけていました。
アレチヌスビトハギの花と実。この莢は、ものすごく服や軍手ににくっつくのです。葉っぱのうちは、風情があっていいなと思い、全部刈らずにいくらか残しておいたのですが、「うーん、きみの正体はこれだったのか。」という感じでした。
そして何と、こっそり植えた香り米だけでなく、田んぼが水浸しになったおかげで、前の年にこぼれた種から勝手生えしたお米が、続々と穂を出したのでした…。せっかく生えたのだから、と、少し草を抑えたりして育ててしまっていたのですが、お隣の営農の方にお会いしたときに、軽くおこられてしまいました…。深く、反省。
そして秋からは、新たな展開がありました。
赤目自然農塾に通っている(あるいはすでに卒塾した)人が安城にも何人かいて、そのうちのIくん、Oさんと共同で畑を少しお借りすることになりました。
これは、夏野菜を片付けた後に自分の畑にまいた水菜ですが、共同の畑にも新たに畝を立て、葉物をたくさん蒔きました。
夏までは、ついつい田畑に出ることを延ばし延ばしにしてしまい、適期を逃していた私ですが、共同の畑をするようになって「週に1回、集合日」みたいな感じなので、田畑に出ることが習慣づいたように思います。この機会をいただけて、とても嬉しく、ありがたく思っています。
さてさて、例のお米さんたちが、どんどん黄金色になってきました。
草紅葉、という言葉があるそうですが、お米の足元にも緑、赤、黄の秋の色彩が、ひっそりと色づいています。
今回はひとりで、小さく稲刈り。小さい稲架もひとつ立てて、掛け終わった秋の夕暮れです。
まだ、続きます。
by harmony_grass
| 2010-01-15 17:32
| 田んぼの様子